お味はいかが?

                                        ゆのまゆさま

ユーリを肩にかついだまま駆け足で血盟城のコンラッドの部屋へ戻ったというのに、
彼は息ひとつも乱れてはいなかった。

「あの・・・降ろしてくんねえ?」

「ああ、そうだった。担ぎごこちがいいもんで、降ろし忘れてた。」

いかにも「残念」という表情をしながら、腰を持ってベッドにすとんとおろす。

「あの・・・手、離してくんねえ?」

腰に回された手をいつまでたっても離してくれないコンラッドに遠慮がちに言ってみる。

手にはほかほかと湯気の立ち上るお好み焼き。

ようやくコンラッドから解放されて、二人並んでベッドに腰掛ける。

本当は布団で飯食うなんて行儀悪いからヤなんだけど。

そう言いながら先割れスプーンで一口大に切ってやる。

「ありがとう。ユーリ。」

にっこりと嬉しそうに笑いながら、ほかほかお好み焼きを1口ほおばった。

「・・・・・・・・・。」

にっこりがかたまっているように見えるのは気のせい?

そんなコンラッドにユーリはにっこりで応える。

「あの。へいか?」

「なんだよ、名付け親?」

「これって、甘い食べモンなんですか?」

「いや、本当は甘くないけど、チョコ代わりだから、甘くしてみた。」

「味見は?」

「いや、俺はしてないけど。」

あれ?味見係のギュンターは涙を流しながら、絶賛してたはず。

あーんと口を開けると、コンラッドが1切れ口に入れてくれた。

「うっ・・・。」

ま、まずい。こんなまずいもの、よくギュンターは喜んで食べてたよな。

「ごめんよ、コンラッド。今度はちゃんと普通のお好み焼き作るよ。約束する。」

しゅんとしたユーリを抱きかかえる。

「もちろん、ちゃんと全部食べますよ。でも、その前に。」

ユーリが欲しい。

チョコより甘いあなたが欲しい。

 

そして、今日はじめてをキスをした。

 









3/14にオマケとして戴いていたものを無理矢理頼みこんでアップ
させていただきました♪
だってせっかくのラブラブな二人を私達だけのものにするなんて
もったいないー(>_<)「今日はじめてのキスv」ってことは昨日も明
日もエンドレス〜ってことですよねッ!!
ゆのまゆさま、いつもありがとうございますvvv